こないだの続き(一部修正)

 前回はゲームへの規制の流れだけとって「ハレ傍観」層からの攻撃っていう書き方をしたけれど、実はそれは一面だけなんじゃないか、って言う気がしてきた。
 きっかけは、件の国営漫画館のお話。たとえばAIR。名作とか泣きゲーとか言われてますが、しかし一方でまぎれもなくエロゲーなんですよね、あれ。で、国営の博物館で、そんな年齢制限がかかるような掲示ができますか? 勿論、そういう要素を省いて掲示することもできるでしょうが、それをやったら、何か元からは変質してしまうでしょう。もしくはひぐらし。大分人気は集めましたけど、一方で主に厨二臭い演出について批判的な意見もあるわけで、それを単に事実としてきれいな額縁の横に併記したところで、それはなんか違うじゃないですか、やっぱり。
 あるいは、もっと話を進めて、アングラ寄りの要素をもつもの自体を排除して、手塚作品や宮崎作品、もすこし枠を広げてエヴァ辺りまでしか扱わないんだとしたら、それでさもサブカルの博物館を語ろうなどと、おこがましいにもほどがあるってもんで。
 じゃあ逆に、何でそんなものを作りたいのか、前回の規制の件とあうあうして、いささか邪に推し量ってみますと、こんな気がするのです。すなわち、これまで傍観していた、自分と直接の接点はないハレの物が拡大してきて不気味だから、感覚的に許容可能な形に作り変えて、自分たちのケの中に取り込んでしまおうとしてるんじゃないか、と。
 気味悪いですよね。しかし、抗うとしてどうあらがったものでしょう。幸か不幸か、漫画館の放っておいても「ハレ傍観」層の中にもハレをできればどこかへ消えてほしいものとして傍観したままでいたい人達を中心に反対してる層があるんでまだ良いでしょうが、規制の方はどうでしょう。「論理的正当性がないじゃないか」と声高に叫ぶだけではあまりに少数派過ぎるし、かと言って直接的な衝突を避けて「良いじゃない、誰も困らないんだから」と言ってみたところで、規制に正当性があると思っている側から見れば、それはたとえば麻薬常習者の言い訳と大差ないでしょう。
 だとすると、はて……。

コピペだけど

で、こんな日記書いた手前、抜粋して張っておきます

遅くなってすまん。
俺たちが今すべきこと。

・情報収集、整理をして現状を把握する
wiki
http://www28.atwiki.jp/erogekisei/


などをみておくといい
その他参考
http://d.hatena.ne.jp/killtheassholes/
http://www.savemanga.com/
http://icc-japan.blogspot.com/
http://picnic.to/~ami/
http://www11.atwiki.jp/stop_kisei/


・署名をする
インターネット署名は以下
http://www.shomei.tv/project-196.html
http://www.shomei.tv/project-1148.html

こういうことなんで、よろしくお願いします。

ちょっとだけ考えてみた(とっても、メモ帳です)

とりあえず前提として
・日常物質世界を(否応なく)ケとし、その外側にあるものを自らと関わりのないハレのものとして傍観する集団
・日常物質世界を(否応なく)ケとしながらも、一方でその外側にある物もまた別のケとして自身の環境にとりこんでいる集団
の共存。後者はマイノリティーであって、かつそれを自覚している(二つのケが環境的に一体として存在しがたいことを知っている)

(何らかの切欠:多分二つ)

ハレとみなされていたケを受容する層の急激な拡大(既存集団への取り込みが間に合わないほどの)→無自覚に「ケ・ハレ」集団に属していた集団の好奇心を刺激、接近→「ケ・ケ」集団が持っていた「ケでありハレであるもの」へのニーズの相対的低下と、それらのニーズが形成された背景を共有しない新参層にも理解可能であるという条件を満たした何かしらの供給

・「ケでありハレであるもの」の中にビッグネームが形成される→諸領域の差異意識の強化、分化
※この時点で「ケ・ハレ」集団は確かに存在している
※旧来の「ケ・ケ」集団には取り込まれなかった新参層の「ケ・半ケ」化→古参二集団間の無人格なパイプになる→古参層同士の否応ない接触→内部では分化の進行とみられているものが、外部からは単一集団の拡大と映る(それも「ケ・半ケ」集団にとって、半ケはハレでなく、小さいケとして否応なく受容させられるケの内に共存可能と捉えられることによる配慮のない拡大)

(再び何かの切欠)

肥大する「ケ・ケ」集団への「ケ・ハレ」集団からの攻撃的接触→『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』状態
※問題は、外から単一とみられている集団内で自分たちは別物だ、と思っている層が一定数いること

 多分こんなことだと思うのですよ。問題は、三つあげた切欠をうまく言い表せないことか。最初の二つはエヴァ電車男を想定したのだけど、最後の一つはなぁ……。
 行動がただ「こうしたい」という欲望のみに基づくのならば、かつ今回の規制騒動が方々で言われるように論理的正当性を伴わないのならば、「ケ・ハレ」集団(の、少なくとも他の賛同を得られるだけの条件をそろえた一部)は「ケ・ケ」集団を攻撃したい→対する「ケ・ケ」集団の現状は、各個撃破してくださいと言わんばかり

 その上で僕が「こうならいいなあ」と無責任に望むところをあげるとすれば、月並みですが、やっぱり『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』状態からの脱出になるんですよねぇ。とりあえず、マジョリティーに一体としてみなされた時点で、世界全体の中では一体であるのが真実なんですから。

んー、それにしても、穴だらけ。

 ほとんど一か月ぶり。いい加減、そろそろ五月病も抜けてくる頃合いかと思われますが、ここを見ていらっしゃる稀有な方々(いるのかな……、パトラッシュ)はいかがお過ごしでしょうか。よもや、五月病の勢いのまま週のクラスの半分をさぼっている僕の友人のようなことにはなっていないと思いたいのですが。
 ここしばらくは、外国の方々とのメールに割いてる時間が一番長い気がします。お陰さまでここ三日ほどの執筆量を合わせてやっと1DP。さすがに怖くてワナビスレなんて見に行けません。やあ、それにしても、存外楽しいのですよ、これ。もともと一年前くらいから細々とやってはいたのですが、片手間にやってると単語調べたりなんやかんやの手間が煩わしくて、なかなかペースが上がらないのです。ところが、いざ本腰入れてやってみると、どうしてなかなか。中には日本語やってます、なんて人もいて、図々しくも先生役みたいな事もやらせてもらったり。やあ、なんせ、バイトでやってるカテキョ先では、未だ純粋であろう小5の男の子を相手に、

「あの……、先生はテレビとかゲームって好きですか?」
「んー、テレビは最近あんまり見ないけど、ゲームは嫌いじゃないよ」
「(ぱぁっと笑顔になって)あ、じゃあ好きなんですか?」
「ん、まあ最近は(ネットサーフィンに忙しいお陰で一向に先に進まないワードファイルがあるから)時間が取れないんで、あんまりやらないんだけどね」
「あ、じゃあ、じゃあ、どんなゲームが好きですか?」
「えっ……と、昔のぷよぷよとか、スターウォーズバトルフロントとか(もする)かな」

なんて会話してるダメな先生ですからね。や、だって流石に小学生相手に型月だの痕だの魔法少女アイだのetcなんて話出来ませんよ。流石にそこまで自分をいろんな意味で貶めたくはありません。

 まあ、しかしずっとメールばっかして時間過ごすのもいろいろあれ何で、そろそろワードに移行しましょうか。幸い、明日は午前中の講義はないことだし、1時間も集中してやればいくらか筆も進むでしょう。
 ……あ、メール来た。

暑いですね

 コンテンツストックがなくなったとたんに一か月放置。まあ、普通のことですよね。何も驚くようなことじゃない。

 いやあ、やっと新入生の顔も少しずつ覚え始めてきました、erinyesです。顔と名前が一致しているのは新入生全体のおおよそ5パーセントといったところでしょうか。遅すぎますよね、常識的に考えて。中学生のころなど、隣のクラスでいつもオレオ食べてるやつがいまして、そいつによくオレオを分けてもらってたんですが、いかんせん直接顔を合わせても「おう!」とかしか言わないもので、名前を知る機会がない。結局一年間、彼は僕の頭の中では「オレオの人」でした。ごめんなさい。

 そんなわけで、サークルの新歓活動も落ち着いて参りました今日この頃。最後の締めとばかりにピアノのサークルではゴールデンウィークに新歓合宿がございます。ピアノの方のサークルではこの合宿中に二年生の男勢による一発芸が恒例になっておりまして、まあ例にもれず僕もやらにゃならんのですよね。やらにゃならんのですが……いかんせん、ネタがない。基本的にお笑い番組嫌いで見ないので、そちらの情報が全くないのですよね。これが中高時代の友達を相手にやるんであれば、『つっぱり桃太郎』の亀ちゃんバレエという手があるんですがね。ピアノの会で
「さあ……笑って!」
とかやっても、無言以外の反応が考えられない。他にも
「3.141592653589793238462643383279502884192106939937510」
「……」
とか
「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじのぶらこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなのちょううきゅうめいのちょうすけっ!」
「……」
とか、ろくな展開が思いつかない。困りますね。どうしよっかなぁ……。

 そういえば先日ニュース見ていて思い出したのですが、長崎の軍艦島、一部とは言え立ち入り可になったんですよね。思えばあの島のことを知ったのはほぼ丁度6年前、フリーADVのErinyesでございました。作中の背景として、あちこちに軍艦島内の写真が使われてまして。ニュース見ながら「あー、爆弾作戦のビルだー」とか、「ああ、逃げ出して来る最初のとこね」とか思いながら見てましたとさ。
 思えばあれを最大のきっかけに物書き始めた様なもんですし、今でもハンネでタイトル使わせてもらってるぐらいですから、自分の中ではなかなかに大きなとこを占めてるゲームなんですが、管理人の牧野屋さんがご結婚なさってサイトを閉じちゃってるのが非常に残念。Erinyesの続編として制作中だった雪月花も未完ってことになっちゃいましたしね。気楽な一ユーザーとしては、惜しんでみたり、懐かしんでみたり。
 ともあれ、確かまだダウンロードはできるようになってたはずなので、興味のある方は是非にー。面白いです。

 あーあ、全く、どうして講談社BOXはあんなに高いのかなぁ!

新・暁の巫女がうたうころ(fin)

33:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900329
34:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900328
35:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900327
36:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900326
37:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900325
38:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900324
39:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900323
40:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900322
41:http://d.hatena.ne.jp/erinyes/19900321

 靖国神社ソメイヨシノも開花したそうで。この時期の夕方のニュースだと大抵「暖かくなってきてよかったですねぇ」とか言ってるくせに、これがもう数カ月すると「温暖化が……」って言いだすようになるんですよね。ま、いいですけど。
 昨日、浜松町でやってた東方幻楽祭に行って来ました。実はこの手のイベントに自分から足を運ぶの、初めてだったんですよね。いかんせんこれまでは人にお使い頼んだり店舗委託を待ったりしていたもので……。
 で、無事に目的の物でありましたPresence∝fTVAさんの新作CD手に入れてきたのですが……やあ、濃いですね。まあそれが良いのですが。「紅魔館のある一夜」とか、何回聞いても不協和音の気持ち悪さがたまらない。や、そういう曲調ばっかでは決してなくて、「陽気な足踏み」なんかはクラシック曲の綺麗なのしかやらんよ、みたいな人でも割と好みなんじゃないかなぁ、と思ったり。ああ、こぉるどそなた、頑張らなきゃなぁ。
 興味のある方はこちら(http://denko-laboratory.ddo.jp/dml/presence_ftva/)から。
 ああ、それと、実はその後で来月のサークルの新歓コンサートのリハーサルがあったのですが、音大からインカレで来てる人の弾いてた曲が、ある一部分だけアリプロの「プラタナスの葉末に〜」のフォルテぐらいで「タタタタターン×2」って駆け降りるところにそっくりだったんですよね。それがなんて曲だったのかは聞きそびれたのですが、前にもこんなことがあったような。実はアリプロの曲ってそういうオマージュみたいなの結構あったりするんでしょうか。
 さて、「暁の巫女がうたうころ(rewrite)」のここでの掲載もついにfinを迎えました。とりあえず、僕体言止めの多用がすさまじいですね。いつまでたっても文章がきれいに途切れないものだから、わけるときに困る困る……。その辺まで含めて、やっぱりなんかいろいろ腕が落ちてる気がしてなりません。良くないですね。
 しかし、これでまたここで掲載できるコンテンツがなくなってしまったわけですが……。どうしよっかな?