久々にレビューをやってみる。
合宿から返ってくるなり新作二冊ぬガンスリ7巻かって財布が寂しいerinyesです;;
で、今日はまず久々にレビューにとどかないレビューもどきをやろうかな、と。
まずは、つい先日購入したばかりの『煌夜祭』。作者は多崎礼さんで、イラストは(今気付いたんですが;)山本ヤマトさん。僕は電波的な〜とか紅のイラストの印象が強いんですが、あの人の風景画をHP以外で見れるとは……。しかもカラー。
で、話の方。
すごいなあ、と。単純ですけどそう思いました。
『マイジャー推進委員会』でオススメされてるのを見て手を出した(あそこの管理人さんとは、どうも作品の趣味が合うようなので)ので、一応知ってはいたんですが、話の構成が基本的には語り部による小話の連続であるのに、最後にはそれが見事に一つに集まっているんですよ。本当に、綺麗に。それがただただ、凄いなあ、って。
話そのものの方も、(まあ裏表紙にも書いてあるんですが;)どれをとっても凄く綺麗な話で。涙が出てくる、って言うのとはまた少し違うんですけど、でも、確かに綺麗なんです。
綺麗で、細く響くような感じ。なんかたとえになっていない気もしますが……。
ちなみにこの作品のレーベルであるC☆NOVELS。なかなか紹介見る限りでは面白そうなの多いんですが、なにぶん新書なものでなかなか手が出せないんですよね。学生にはツライです;
- 作者: 多崎礼,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 新書
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もう一つは、名前だけなら既に出した『骨王』。作者は野村佳さん(ちなみに、ご本人が言うとおり、佳の字は「けい」では出てきませんでした;)。イラストはTHORES柴本さん。一目見ればすぐに分かる、トリブラでイラストかいてた人です。この人の絵は綺麗ですけどタッチがあまりに独特(下の写真を見てください)なので、他の人が描いたらどんな絵だったんだろう?という想像が止みませんでした。
話の方はといいますと……。
面白そうだな、っていうところ。なぜかと言われますと、まだこれから話が始まりますよ〜みたいな感じで一巻が終わっているもので。後ろに明らかに大きな話が控えていて、その上でこの一巻だけをとってみてみるとちょっとこれだけで感想はかけないかな……と。
ただ、あたりであるのは間違いないと思います。多少表現は硬いんですが、それがなおよし。個人的には、村上春樹さんの『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の、「ハード〜」の方の冒頭あたりに似てるなあ、と感覚的に思いました。
こっちは、今後に期待しつつ、みたいな感じです。
- 作者: 野村佳,THORES 柴本
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/07/29
- メディア: 文庫
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とにかく、一つだけいえるのはこの二冊はどっちも大当たりっていうこと。しかも、ラノベを全然知らない人が「イタイ」と感じる要素がゼロ。たまには、そういうのも良いと思います。
実は知り合いに一人、ラノベといってもせいぜいハルヒしか知らないくせに、あの雰囲気だけで「ラノベ、イタイ」って言ってくる奴がいるんですが……。とりあえず『煌夜祭』はそいつに絶対読ませて、ラノベに対する意識を変えさせてやろうと思います。覚悟しやがれ!
で、昨日は勉強しながら『煌夜祭』を読んでいたので『とある少女の〜』が書けませんでした。
しかし、あれももうすぐ終わり。あくまで『暁の〜』につながる話ということで、ここだけを取ってしまうとあまりに中途半端な終わり方、と思われてしまいそうですが……。
とりあえず、もうしばらくお付き合いくださいませ。
m(_ _)m