流石だなぁ

 やや遅ればせながら、電撃文庫MAGAZIN今月号掲載のキノの旅を読んで。
 二次規制、というか創作物規制についてのお話なんですが、確かに、こういう事をやろうと思った時、今あるラノベの中でキノ以上に適任と言える作品はないでしょうね。元々風刺というか、チクチクとつついてくる傾向のある作品だし、短編集だから時事ネタもやりやすい。この手のことについて、思うところがあればブログに書いてる、円環少女の長谷さんのスタンスも好きなんですが、多分作家としてはこういう時雨沢のスタイルのほうがスマートなんでしょうね。幸か不幸か、今回は衆院解散で若干時期がずれちゃった観もありますが……、や、これで「時期がずれた」と思っちゃいけないのかな。
 まあともあれ、これを読んだ、規制云々についての情報を持ってない人が相応の関心を示してくれれば幸いですね。