1990-04-15から1日間の記事一覧

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‡ 刃渡りで大の男二人分はあろうかという巨大な刃が、さながら翼のように、左右から水平に奔った。その細腕ではそれを握ることさえとても叶わないであろう凛が、存在から軌道まで全てを想像し、創造することで振るう刃は、途上にあった木々をなぎ倒し、互い…