アンサンブルやりてぇ

狼と香辛料II O.S.T 狼と「幸せであり続ける物語」の音楽

狼と香辛料II O.S.T 狼と「幸せであり続ける物語」の音楽

 三日ほどまえにセブンに来てたのをとってきました。で、今なんとなく聞き流し中。
 やあ、やっぱりいいなぁ。自分はこういう曲調がどういうジャンルに属するのかよく知らないのですが、きいていて純粋に楽しい。それはハイテンポなポップスとか、すごく盛り上がるクラシックとか聞いてるのとはまた違う感覚で。あと、印象としては若干一期の奴よりも賑やか(というか音の層が厚い?)感じの曲が増えたかなぁ、などと思ったり。いくつか、一期の変奏?と思えるようなのもありましたが、どうなんでしょう。いかんせんここのところの睡眠不足と相まってまどろみながらきいているので、定かじゃありません。
 ああぁぁ、やっぱり、できるものならこれのアンサンブルやりたいものです。今回のCDだったらトラック19の「家族」なんて、そこそこの人数集まってやったらぜったい楽しい。一期の「犬歯と酔っぱらい」なんかはリコーダーオンリーだから実現できるし、時間見つけて耳コピして、サークルの演奏会でやろうかとも思うくらい。ただ、その場合構成がなぁ。実現可能性のある曲は単体で出すには弱く、それをいくつもつなげると単調になってしまう。かといってトリになりそうな曲は構成面で人が集まるかという問題があり(さらに耳コピスキルがさして高くない自分には面倒くさいという)……。
 それにしても、好きな曲だらけなのに、劇中のどこで使われていたのかさっぱりわからない曲が余りに多い。なんせこのCDの発売決定を聞いたとき、CD一枚にまとめるほど新曲あったけ、なんて思ってしまいましたから。まったく、どうなっているのやら。



 あ、新作プロットもぼちぼち進めてますよ。

読了

あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

 「あなたのための物語」読了。やー……、長かった。これ一冊読むのに時間をかけ過ぎましたね、どう考えても。おかげで何をどう読んだらいいのか、途中からまるでわからなくなってしまった。メルクマールになりそうな要素はぼちぼち転がってるんですがねぇ。やっぱり定演初日なんかから読み始めるんじゃなかったです。
 以下、思ったことの雑記。
円環少女にもその気はあるけれど、長谷さんは、社会って言う生き物(らしきもの)が怖いんだろうか。少なくとも、社会を個々人とは別に動く奇妙な存在としてとらえている節はあるような気がする。
・サマンサの悲しい点は、「意味」に固執せざるをえない性格だったこと? いまそこにいる自分自身、主観的でファジーなものを認められない性質だった。おかげで、サマンサは人はそれぞれの物語を生きていると言い、現状は過去からの文化の慣性力に寄るものだと言った上、あまつさえ彼女は自分の行いと周りからの反応を当然の因果関係として捉えているにもかかわらず、彼女がすべての出来事はそうみえるだけで実は因果関係など持っていないという。そこが自分には理解できなかったわけだけど。それができれば、もう少し彼女は割り切れたかも知れないのに。
・ここまで多くを丁寧に長谷さんが語ろうとした根本原因はなんだろう。ただ死に面した人の精神的な救いを描くなら、もう少し短くても大丈夫だったように思えるのだけど……?
 まあ、こんなところ。少し積ん読とかサークルの仕事とか自分のプロットとかが落ち着いたらもう一回読みなおします。
 とりあえず今は、文学少女新刊読んで癒されてきます。

流石だなぁ

 やや遅ればせながら、電撃文庫MAGAZIN今月号掲載のキノの旅を読んで。
 二次規制、というか創作物規制についてのお話なんですが、確かに、こういう事をやろうと思った時、今あるラノベの中でキノ以上に適任と言える作品はないでしょうね。元々風刺というか、チクチクとつついてくる傾向のある作品だし、短編集だから時事ネタもやりやすい。この手のことについて、思うところがあればブログに書いてる、円環少女の長谷さんのスタンスも好きなんですが、多分作家としてはこういう時雨沢のスタイルのほうがスマートなんでしょうね。幸か不幸か、今回は衆院解散で若干時期がずれちゃった観もありますが……、や、これで「時期がずれた」と思っちゃいけないのかな。
 まあともあれ、これを読んだ、規制云々についての情報を持ってない人が相応の関心を示してくれれば幸いですね。

むあああ

 プロット詰まったorz

 や、話自体の落としどこは概ね見えてるんですがね、主題部分の落とし所が分からなくなりました。まあまあよくあるお話。仕方ないので別のプロットを切るほうに一旦シフトしてます。
 それにしても、つくづくプロット辺りの生産効率わるいですね、自分。MFJに出した初代を書き始めた時から数えたら3年間も使ってる「暁の〜」でさえリライト中に一カ月も筆が止まる始末。今までほとんど止まらずに書き終えた作品なんて「そう君」位じゃないか知ら。まあ、あれはろくに起承転結もないままつらつら書き連ねただけな観もあるので、当然と言えば当然なのですが。……そう考えるとずいぶん手抜きな書き方してるなあ、あれ。

 さて、話題は変わりまして、8月でございます。この時期になると近づいてくるのが、僕の所属しているピアノサークルの定期演奏会。このページとの関連性は毛ほども無いのですが、一応告知させていただきます。

早大ピアノの会 第77回定期演奏会

日時
8月28、30、31日(金、日、月)

会場
8月28日@牛込箪笥区民ホール(http://shinjuku-kuminhall.com/pc/pdf/ushigometansu_map.pdf
 
8月30、31日@杉並公会堂小ホール(http://www.suginamikoukaidou.com/access.html

入場無料・出入り自由

詳しいプログラムはこちら、http://w-piano.com/p/index.html

 自分は坂本龍一のRiot in Lagosと、Presence∝fTVAのDenkoさん編作曲、ピアノソナタ?番“こぉるどそなた”第三楽章をやります。fTVAさんには毎度のごとく告知もしていただいて、ありがたい限り。まあ、お時間のある方は是非にー。

さて、プロット切りに戻ろうか。

まだ続くよ

mixiニュースから引用。
  18歳未満を写した性的な画像を所持することへの規制を強化する児童買春・児童ポルノ禁止法改正案について、自民・公明両党と民主党は修正協議で、焦点となっていた「単純所持」を禁じることで合意した。今後、処罰範囲などを具体的に詰め、会期末が迫る今国会での成立を目指す。

 児童ポルノの所持については、与党、民主党ともに規制を強化する改正案を提出。しかし個人で見るためだけに所有する「単純所持」を禁じ、そのうち「性的好奇心を満たす目的で所持」した者を処罰する与党案に対し、民主党は「画像を気付かずに持っている人が、恣意(しい)的な捜査で摘発される恐れがある」として、処罰対象を「有償または反復して取得」した場合に限る改正案を提出していた。

 9日に衆院法務委の両筆頭理事と実務者議員による2度目の修正協議が開かれ、民主党側が「有償・反復取得」を取り下げ「単純所持」を違法とすることで了承。代わりに「自己の意思に基づいた所持」であることを捜査機関が十分に立証するよう求める条文を盛り込むことで合意した。ただし、改正法施行前から所持していた画像については、処罰対象に含むとする与党側と「さかのぼるべきではない」とする民主党とになお隔たりがある。【丹野恒一】
引用終わり

↑こんなのが毎日新聞名義で上がってたので、こんなの↓紹介しておきますね。

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/8fe6ba919f8078904b3931b63d6b9b54

まだ合意はしてないそうです。はい。

久々にレビュー

王子護め。

 いろいろ考えながら読んでたのに、最後の数ページで僕の頭の中の「感想.txt」の中身がこの一言に書き換えられてしまいました。
 いや、それにしても、狭窄な自分の知識だけで言わせてもらいますと、これほど現実への志向性が作品、現行のラノベの中ではなかなかに珍しいんじゃないでしょうか。抽象的な人間、行動原理云々という意味ではなく、もっと現実的、社会的な意味において。たぶん、設定のそこかしこに過去の固有の事象を盛り込んでみたり、現実世界と作品内世界が論理的に矛盾しない設定が組んであったり、という辺りがその辺りを助けているのでしょうが。
 で、以下、円環大系の昔話を読んでいる辺りで思った事を、その場でメモった通りに書きだしてみるテスト。
(コピペ開始)
 人が「大きな物語」の中にいたとき、現実とはきっと逃げ出しがたい自然災害のようなもので、『舞姫』のように、その前にひれ伏すしかなかった。しかし、どこかの時点でその「大きなもの」のわかりやすい形だった社会の観念が変化した。さまざまな社会の混成体の中で、その全てを統括する広い「世界」は個人の認識の手が及ばない遠くへ離れてしまった。そして、「小さな物語」があらわれた。ところが、どんなに瑣末な日常やその中での愛やら哲学やらを語ってみたところで、どこかで、それらとは関係なしに襲いかかる、個人の域を超えた、化け物じみた天災の存在に気づかざるを得ない。多分セカイ系はその抑圧の再確認。そしてそれを経てあらわれたのが、個人の論理、「小さな物語」の中で語っていたあれこれを手に、世界に対してぶつかっていく存在。多分、決断主義書いた時点ではうろ覚えで自信なかったんですが、あってましたね;)もこの列にある。ただ、この類の物語における欠点は、設定部分、根本的部分においてフィクションでしかありえないこと。用いられる集団、あるいは決断の過程で切り捨てられるものがあまりにも大きかったり重かったりして、現実との間にどうしようもなく厚い壁を築いている。セカイ系の場合は、どうしようもない化け物のような外圧が示せれば良いのだから、それでも良かった。でも、その外圧に向き合う術までもが現実離れしすぎてしまってはいけない。
(コピペココマデ)
んー、改めて読み返すと突っ込みどころもごろごろしてる気がしますが、とりあえず良いや。
まあ内容の如何はともかくとして、ぱっと浮かんだ勢いでそこそこ真面目にこんな事を考えながら読み進めていたのに、最後の数ページで全部まとめて王子護がもってっちゃってくれたわけです。チクショウ。

若干流れに乗っかって

メインコンテンツとして出せる物もないことだし、しばらくはこの話題でつないでもいいかな、なんて。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
衆議院インターネット審議中継
2009年6月26日の法務委員会における、児童買春、児童ポルノ行為等処罰及び児童保護等法改正法案(169国会衆32)・児童買春、児童ポルノ行為等処罰及び児童保護等法改正法案(171国会衆12)に関する審議の様子が見れます。
2chいわく、ジャニーズやら宮沢りえの『サンタフェ』やらも槍玉にあがったらしいですが、まだ見てない身で煽るのはやめときます。(どこかのコピペブログでページ内検索すれば簡単に見つかりそうですが)とりあえず、サークルで任された仕事片付けつつ音声で聞いてましょっと。